建設業許可は、役員が罰則を受けると取り消しになる?

建設業許可コラム

建設業許可は、役員等が一定の刑事処分を受けると取り消しになる?

役員が何らかの罰則を受けたからといって、すべてが直ちに取消しになるわけではありません。
ただし、建設業法上の欠格要件に当たる場合は、許可後でも取消しの対象になることがあります。
山口県での実務もふまえて、わかりやすく整理します。

何でも取消しではない 「役員等」がポイント 山口県の届出期限にも注意
建設業許可を守るイメージ

まず結論

建設業許可は、役員等がどのような刑事処分を受けたかで結論が変わります。
すべての罰金・トラブルで取消しになるわけではありません。

ただし、拘禁刑以上の刑や、建設業法で定める一定の法令違反による罰金刑は、欠格要件に当たり得ます。
その場合、会社自体の建設業許可にも影響します。

対象外と取消しリスクの分かれ道

「役員が罰則を受けたら即取消し」ではありません

大事なのは、どの法律違反か刑の種類は何かその人が建設業法上の役員等に当たるかです。

そのため、
「罰金だから大丈夫」
「役員を外せば終わり」
と自己判断するのは危険です。

取消しリスクが問題になりやすい場面

  • 役員等が拘禁刑以上の刑を受けた場合
  • 一定の法令違反で罰金刑を受けた場合
  • 役員本人だけでなく、会社側にも欠格要件の影響が及ぶ場合
  • 許可取得後に問題が発覚した場合

※ ここでいう「一定の法令違反」は、建設業法、建築基準法、都市計画法、労働基準法などが典型です。

建設業と法令違反リスクのイメージ
役員等の範囲を示す組織図

注意したいのは「役員」ではなく「役員等」

建設業法では、単に登記上の取締役だけを見るわけではありません。
実態によっては、相談役・支店長・株主等が問題になることもあります。

そのため、書類上だけ役員を外しても、実質的に会社を支配していると見られると安心とはいえません。

山口県で特に気をつけたい点

山口県と周南市下松市光市の地図イメージ

周南市・下松市・光市の方へ

山口県内では、周南市・下松市・光市の知事許可関係は、周南土木建築事務所が管轄です。
地域の実務に合わせて、早めの確認が大切です。

届出期限を示すカレンダーのイメージ

届出期限にも注意

欠格要件に関係する事情が生じた場合、変更届出が必要になることがあります
山口県の案内では、欠格要件該当時の届出は第22号の3・2週間以内と整理されています。

許可証とチェックリストのイメージ

取消しリスクを減らすための対策

  • 役員就任前に経歴やリスクを確認する
  • 問題が起きたら、違反法令・刑の種類・時期を整理する
  • 形式だけの退任で済ませない
  • 更新前だけでなく、日頃から役員体制を点検する
  • 迷った段階で、早めに専門家へ相談する

よくあるご質問

Q.役員が罰金になったら、必ず建設業許可は取り消されますか?

必ずではありません。
ただし、建設業法で定める一定の法令違反による罰金刑は、欠格要件に当たる可能性があります。

Q.役員を辞めさせれば解決しますか?

そうとは限りません。
実態として会社への支配力が残っていると見られる場合は、形式上の変更だけでは足りないことがあります。

Q.いつ相談すればいいですか?

役員変更を考えた時点、処分歴が気になった時点、更新前に不安を感じた時点でのご相談がおすすめです。
問題が起きてからでは、対応の幅が狭くなることがあります。

相談場面のイメージ
ご相談受付中

役員変更・欠格要件の確認・建設業許可のご相談はお早めに

「このケースは取消しの対象になるのか分からない」
「更新前に一度整理しておきたい」
そのような段階でも大丈夫です。状況を確認しながら、必要な対応を一緒に整理します。