経営事項審査の流れをやさしく解説

建設業コラム

「公共工事に参加したいけれど、経審の流れがよくわからない」 「決算変更届、経営状況分析、入札参加資格申請…どこから手をつければいいの?」 そんな方に向けて、経営事項審査の全体の流れを、できるだけわかりやすく整理しました。

周南市・下松市・光市など、山口県東部~中部エリアの建設業者さまからも、 「毎年の流れがややこしい」「本業が忙しくて書類整理まで手が回らない」というご相談をよくいただきます。 この記事では、はじめての方にもイメージしやすいように順番にご説明します。

はじめての経審でもわかりやすい 山口県の建設業者さま向け 相談しやすい内容で整理

まず結論:経審は「決算が終わってから順番に進める手続き」です

経営事項審査は、いきなり単独で申請するものではなく、 決算変更届 → 経営状況分析 → 経営規模等評価・総合評定値請求 → 入札参加資格申請 という流れで進めるのが基本です。

そのため、途中の一つでも準備が遅れると、全体が後ろにずれやすくなります。 特に、帳簿や決算資料の整理が遅れていると、経審の時期も押しやすくなります。

経営事項審査とは?

経営事項審査(経審)は、 公共工事を発注者から直接請け負いたい建設業者が受ける審査です。

会社の規模、財務内容、技術職員の状況、社会性などを点数化し、 その結果をもとに入札参加資格申請へ進んでいく、というイメージです。

つまり、建設業許可を持っているだけでは、公共工事の入札にそのまま参加できるとは限りません。 公共工事を目指す場合は、経審とその後の入札参加資格申請まで見ておく必要があります。

どんなときに必要?

民間工事だけを受注する場合は、必ずしも経営事項審査が必要とは限りません。 一方で、県や市などの公共工事を受注したい場合は、経審が必要になることが多いです。

こんな会社さまは検討しやすいです

  • 公共工事に今後参加したい
  • すでに入札参加資格を持っている
  • 毎年の更新を安定して続けたい
  • 元請として公共工事を受注したい

ご相談で多いお悩み

  • 去年も流れがギリギリだった
  • 決算変更届の準備で止まる
  • 工事経歴書や完成工事高の整理が不安
  • 入札参加資格申請まで見通せていない

経営事項審査の全体の流れ

経審は、次の順番で進めると全体像がつかみやすいです。

1

決算を確定させる

まずは決算を終え、帳簿や財務資料を整えます。

2

決算変更届を提出する

建設業許可に関する事業年度終了後の届出を行います。

3

経営状況分析を申請する

登録経営状況分析機関へ申請し、Y点に関する結果を取得します。

4

経営規模等評価・総合評定値請求をする

完成工事高、技術職員数、社会性などの審査を受けます。

5

入札参加資格申請をする

経審結果をもとに、各発注機関の資格申請へ進みます。

大事なのは、経審だけで終わりではなく、その後の入札参加資格申請まで見て準備することです。

① 決算変更届

建設業許可を持っている業者は、毎事業年度終了後に 決算変更届(事業年度終了届)を提出します。

経審では、直前の決算内容をもとに審査が進むため、 この決算変更届がきちんと整っていないと、その後の手続きも進めにくくなります。

ここで確認したいこと

  • 財務諸表の数字にズレがないか
  • 工事経歴書の内容が整理できているか
  • 完成工事高の区分が整理できているか
  • 必要な添付資料がそろっているか

ここでつまずくと、経審全体が遅れやすくなります。 そのため、経審を見据えるなら、まずは決算変更届をスムーズに出せる状態を作ることが大切です。

② 経営状況分析

次に行うのが、経営状況分析です。 これは、会社の財務内容をもとに経営状態を数値化する手続きです。

申請先は許可行政庁ではなく、登録経営状況分析機関になります。 分析結果は、その後の経営規模等評価・総合評定値請求で使います。

やさしく言うと

「会社の財務面を外部の分析機関にチェックしてもらい、 その結果を次の審査で使う」という段階です。

③ 経営規模等評価・総合評定値請求

ここで、いわゆる経審の中心部分の手続きを進めます。

完成工事高、自己資本額、利益額、技術職員、元請完成工事高、社会保険加入状況など、 いくつもの項目が審査対象になります。

主な審査項目の例

  • 完成工事高
  • 自己資本額
  • 利益額
  • 技術職員数
  • 元請完成工事高
  • 社会性等

結果として出てくるもの

  • 経営規模等評価結果通知書
  • 総合評定値通知書
  • 入札参加資格申請で使う基礎資料

④ 入札参加資格申請

ここは見落とされやすいのですが、 経審を受けただけで、そのまま公共工事の入札に参加できるわけではありません。

経審結果をそろえたうえで、別途、 県や市などの発注機関ごとの入札参加資格申請が必要になります。

つまり、実務では 「経審」+「入札参加資格申請」 までが一連の流れです。

山口県の建設業者さまが気をつけたい点

山口県内でも、周南市・下松市・光市・防府市・柳井市・岩国市など、 地域で継続して公共工事を目指す会社さまは、毎年の流れを安定させることが重要です。

「去年は何とか間に合った」「今年も同じ流れで大丈夫だろう」と思っていても、 決算資料の整理、工事経歴書、技術職員の確認、社会保険関係の確認などで時間がかかることは少なくありません。

周南・下松・光

毎年の継続申請を安定させたいというご相談が多い地域です。

防府・柳井

経審だけでなく、その後の入札参加資格申請まで含めた相談が多いです。

岩国ほか県内全域

書類整理の負担軽減や、流れ全体の見通しづくりがポイントです。

地域に関係なく共通しているのは、「早めに流れを整えた会社ほど、毎年の負担が軽くなりやすい」という点です。

行政書士に依頼するメリット

経営事項審査は、単に申請書を作るだけでなく、 その前段階の決算変更届や、後の入札参加資格申請まで含めて見ていく必要があります。

そのため、行政書士に依頼すると、 「今どこまで進んでいて、次に何をすればよいか」が見えやすくなります。

依頼すると楽になりやすい点

  • 全体の流れを整理しやすい
  • 必要書類の確認漏れを減らしやすい
  • 期限管理がしやすい
  • 本業に集中しやすい

こんな方に向いています

  • 初めて経審を受ける方
  • 毎年ギリギリになりやすい方
  • 決算変更届からまとめて相談したい方
  • 入札参加資格申請まで見据えたい方

よくある質問

経営事項審査について、実際によくいただくご質問をまとめました。

経営事項審査は、毎年受けないといけませんか?

公共工事の入札参加を継続したい場合は、毎年のスケジュールを意識して準備することが多いです。 実務では、経審の結果に空白が出ないように、決算変更届から早めに動いていくことが大切です。

決算変更届をまだ出していないのですが、先に経審だけ進められますか?

多くの場合、まずは決算変更届の準備を整えることが先になります。 経審は直前の決算内容をもとに進むため、決算変更届が未了のままだと全体の流れが進めにくくなります。

まだ依頼するか決めていませんが、相談だけでも大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。 「うちは経審が必要なのか」「今どの段階まで進んでいるのか」を確認したい段階でもご相談いただけます。 状況を整理したうえで、必要な流れをわかりやすくご案内します。

周南行政書士事務所では、こんなご相談に対応しています

  • 経審が必要かどうかわからない
  • 決算変更届から流れを整理したい
  • 毎年の手続きを安定させたい
  • 入札参加資格申請まで見通して進めたい

はじめての方にも、できるだけむずかしい言葉を使わずにご説明します。 「まだ依頼するか決めていない」という段階でも大丈夫です。 今の状況を確認しながら、必要な流れを整理してご案内します。

経営事項審査のご相談は、お気軽にご連絡ください

周南市・下松市・光市・防府市・柳井市・岩国市など、 山口県内の建設業者さまからのご相談に対応しています。

「うちは今どの段階か分からない」 「決算変更届からお願いしたい」 「経審と入札参加資格申請の流れをまとめて確認したい」 という場合も、お気軽にご相談ください。

対応地域: 周南市/下松市/光市/防府市/柳井市/岩国市/山口県内